スキンケアの知識

肌質は3歳までに決まる!赤ちゃんのスキンケアのポイントを解説

こんにちは、もちこ(skincarebaby01)です。
赤ちゃんの肌といえば、「すべすべでしっとり」「柔らかくてきめ細かい」という印象はありませんか。
確かに生まれつき肌質がよく、何もしなくてもすべすべの子もいます。私の姪っ子たちがそうです。
姉に聞きましたが、彼女たちは今3歳・2歳になりますが、何もケアをしなくても肌荒れに悩んだことはないそう。ただし、それは本当にごく一部。その理由や保湿の重要性などをご紹介します。

赤ちゃんのスキンケア知識① 赤ちゃんの肌はデリケート!

*イラスト*

私たちの肌は外側から順に、表皮・真皮・皮下組織があり、外からのウイルスや乾燥を防いでいます。
そのうちの表皮はさらに、角質層(かくしつそう)、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)の4つに分かれています。
肌のうるおいに関わるのが、ラップ1枚程度の厚さとされる角質層です。

角質層が大人の半分

私たちの肌は、外側から順に、表皮・真皮・皮下組織があり、外からのウイルスや乾燥を防いでいます。
大人の表皮は2~3mm程度ですが、赤ちゃんの肌は1~2mmしかないといわれています。

バリア機能が未熟

最も外側にある角質層は外からのウイルスや乾燥を防ぐバリア機能をもっています。
しかし赤ちゃんはバリア機能がまだ未熟であり、角質層も大人の半分と薄いため、外からの刺激を受けやすい状態です。

汗腺数は大人と同じ

体は小さいのに、汗腺の数は大人と同じであるため、新陳代謝が活発です。
生後半年頃までは母親のホルモンの影響を受けやすく、湿疹が出やすい時期といわれています。清潔を心がけましょう。

赤ちゃんのスキンケア知識② 赤ちゃんの肌は「3歳」までがカギ

赤ちゃんの肌について、専門家の方々から

生後すぐから保湿剤を塗ることにより、アトピー性皮膚炎発症のリスクを3割以上低下する
3歳までのケアが赤ちゃんの一生の肌質を左右する可能性がある

という助言がされています。

国立成育医療研究センター生体防御系内科部アレルギー科医長の大矢幸弘氏(写真左)らは10月1日、新生児期からの保湿剤の塗布により、アトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下することが、成育出生コホート研究におけるランダム化比較試験(RCT)で示されたと発表

新生児期の保湿がアトピー発症率を3割減に |日経メディカル

しかし3歳児には、ママのケアがまだまだ必要です。肌を例に考えてみても、実は3歳までの肌は、まだまだ成長途上。この頃にしっかりとスキンケアしてあげることが将来の肌質に大きく影響してくるのです。

【パンパース調べ】お母さんの関心事とライフスタイルの変化は、子どもが3歳の時が分岐点!… |PR TIMES

赤ちゃんのスキンケア知識③ スキンケアのポイント

・「洗う、保湿」
お風呂の温度は38~39℃くらいのぬるめの温度に設定。
赤ちゃんの肌は、お母さんの手で丁寧に洗いましょう。
少し前まではガーゼで洗うことが推奨されていましたが、今は手で洗う方がよいとされています。
使用するボディーシャンプーは肌にやさしく、その子に合ったものを。

*ドルチボーレがおすすめ!*

洗い終わったら、シャワーでしっかり洗い流しましょう。洗い残しがあると肌荒れにつながります。
タオルドライするときは、ゴシゴシするのではなく、ポンポンと肌に軽く押し当てて水分をふき取るいいです。
ドライヤーの温風は乾燥を招きやすいため、タオルで拭いた後は自然乾燥をするか、低めの温度で乾かしましょう。

※うちの今使っているドライヤーでは、「turbo(温風)」「set(熱めの温風)」「cool(冷風)」ですが、
turboに設定して、頭から30cm以上は離してあまり熱い風がかからないようにしています。

・保湿
保湿はできればお風呂から上がって5分以内、遅くとも10分以内がよいとされています。

引用

うちではつい最近まで、

1.バスタオルで水気を拭きとる
2.ドライヤーで髪を乾かす
3.寝室に移動して保湿

の順でやっていました。保湿するまで5分以内だろうと思っていたからです。
でも考えてみると、保湿の前に裸のままドライヤーをかけ、寝室に移動してからも布団の上をコロコロ転がる……

「あれ?ドライヤーしたら肌も乾燥しやすいし、時間は空くしお風呂から出たらすぐに保湿した方がいいんじゃない?」

と思い始めてから、ドライヤーの前に全身保湿するようにしました!

赤ちゃんの保湿は最重要!

赤ちゃんの肌は、私たちが思っている以上に繊細でデリケート。大人側がしっかりケアする必要があります。
3歳までに肌質が決まるともいわれているため、毎日のスキンケアを重ねていきましょう。